
汗だくになって銀座の街を歩き回ってる。
観光や消費の為ではなくって、30年続けて居る周旋屋稼業で歩き回ってる。
不動産の動きが止まって来ると、いよいよ金融・経済はドツボに嵌って来る。
米国から逃げ出してる投機資金の波がこの島国でも荒れ狂って、それがアッと言う間に去って行くといよいよ始まるだろう。
そんな感じになっている。
自営を長くやっていると、寝ていても感覚で感じるようになるが、今朝もうすうす感じてる。
先生や師匠・先輩という者を持たず、親友だの可愛い後輩だのも興味がなく、常に無限に拡がる多くの他人との関わり合いだけで生きて来ると、感傷や感情で歪んでしまう幼稚な付き合いはなくなって、気の許せる老若男女との付き合いだけが消去法で残って来る。
俺は兄弟や親戚との近親相姦な付き合いには興味がなくって、ロクでもない甘ったれた幼稚な動きにはすぐに反応して、薄気味悪い縁はスパッと切るように生きて居る。
親の代は昭和の風習通りに親戚・縁者との付き合いばかりを大事に生きていたが、結局のところ良い恰好しいの見栄の張り合いに終始し、嘘と虚勢で資産を食い潰してしまってた。
敗戦後の復興のための一致団結、そんだけのお伽噺だった。
司馬遼太郎や権力迎合作家の悪影響は昭和を貶めてしまっただろう。
歴史をなんども書き換えて塗り替えて、日本を嘘で固めてしまった。
その哀れ提灯な幻・家の負債を俺が肩代わりし、自家用車も買い替えてやって小遣いを渡し暮らし易くしてやっていたことも、都合の良い91歳になる婆様はキレイに忘れ果てておって、金の心配をしなくて良くなった日常をお爺様のおかげだと悠々と笑って生きて居る。
帳簿を見れば一目瞭然、俺のおかげだろうよ。
相変わらずに偉そうに身内には接してるようだが、テメ~の老後のこともロクに考えてなかったトウヘンボクな親だと、俺は笑って言い放ってやってる。
酸鼻な親孝行物語や、自惚れに夢中な孝行息子話なんて甘い物語には興味がないし、冷酷な現実から二人を救い出した事実だけの痴話だ。
最期まで、見栄を張り、虚勢を繕って、素敵な作り話を守ろうとするのが、人間なのかも知れないが、それが普通だとしたら俺は相当に変な獣で生きている。
自営でキチンと生きて無かったなら、俺の親はトットト路頭に迷っていただろう。
他の兄妹や親戚にしても、みな同じようにハリボテの昭和で借金まみれか滅亡寸前になってる。
別に無理した贅沢もせずに借金・負債漬けの日常とはオサラバして、産まれた環境を素直に受け入れて、今の自分が出来ることだけを目一杯にコツコツと生きて来た。
他人と較べる前に他人とは較べようもない生の時間を作り上げて来た。
高齢者・歳寄りは勝手なもんだ。
ま~、元気に笑って生きておれば俺にはそれだけで充分だ。
自分の一生について無責任に威張って生きて来た癖に、貴方頼みの老後は目を見張るような哀れさで、俺はおなじ轍は踏まない。
これが昭和の残債ではあったが、俺がチャラにしてやっただけのこと。
多くがメディア奴隷と化してしまってる団塊世代と団塊ジュニア世代に挟まれた世代の、鬼になって生きてる厳しい現実だ。
無理して消費に走り借金に追われて金に困ると、人間は簡単に嘘をつき、あろうことかその嘘が現実になってしまっていたりする。
整形してしまえば人生が変わるとでも言うかのように、安易に我欲に流されて、酒や薬やサプリに走り、他人や社会のことなどまるで考えなくなり、悪魔に身を売り果たした鬼となる。
老いて整形箇所の周囲が崩れて来るとただの化け物になってる。
そのうちに稼ぐことの限界を知れば他人のモノを盗んだり奪ったりが当たり前になり、狡猾にやっていた手口も乱暴で残酷なあからさまなやり口に変わってくる。
うまく行かなかったり、思うように行かなかったり、とことん自分で知恵を出して工夫もせずに生きて残念な結果に直面した時、身内や他人や社会や環境のせいにする奴らは宗教に染まり易くあの世や霊魂の虜になり易い。
俺はあるがまんまを受け入れて、すべては自分の為の時間だと想って笑って生きて来た。
後悔もなく、やり残したこともない。
メディア奴隷の肥溜めみたいな社会になってるが、関係なしに愉快に生きて居る。
時代はグチャグチャな混沌に染められて来た。
人も獣である以上、親兄弟でも殺し合いを始めなければならなくなる。
そういう時代がやって来ていることを、俺はすでに見抜いて生きて居る。
さ~、どんどん世界は動いて変わって来ているが、この島国のメディア奴隷にはそれが解ってないようで、間抜けな日常は笑えもしない。
社会はキレイゴトの民主主義をインチキ金融・経済バブルが後押しして上手く行っていたように見えていたが、そのインチキが行き過ぎて国境を越えたグローバリズムが国家を越えて席巻して来ると、地球上の人類ごと支配・管理しようとする富豪連中やキリスト教大本山の暴走は目に余る酷さになり、稚拙の限りを尽くし、世界は価値の大転換を図るようになった。
民衆の側が利口になり、消費者の側が利口にならなければ、支配・管理する側も劣化し続ける。
すなわちそれまでの英・米・西側諸国中心の世界から、BRICS諸国の立ち上げによって多極的な構図が出来上がって来ている。
愚かな猿の国は別にしてだが。
左翼的な思想が、右翼的な行動へと変化しつつある。
良い悪いではなくって、人間の世界のことは振り子とおなじで、行き過ぎれば激しく戻る。
移民受け入れ政策や、グローバル企業の推進や、トランスジェンダー運動や、そんなすべてのキレイゴトな歯車が逆転するようになってる。
世界覇権国の米国が、世界の警察官の立場を捨てて米国内の厳しい取締りに動き始めているのもまた、その流れだ。
と同時に基軸通貨ドルの価値もどんどん希薄化して落ちて行っている。
トランプは第一次政権では上手く出来なかったそんな思惑と意志を、準備万端な第二次政権では前面に押し出して来て、世界中に関税戦争を仕掛けたりの喧嘩三昧、米国の世界覇権からの撤退を進める行動に終始している。
過去の右翼や左翼、与党や野党という垣根は壊れてしまって、混沌な社会が始まっているのは、偶然ではない。
世界の富豪たちは失敗した世界支配への痕跡を消すために、今は躍起になっている。
経済力や軍事力でいっても米国はすでに中国やロシアには負けているだろう。
トランプ米国は北米・南米の支配に舵を切っている。
一度喧嘩別れしたようにメディアでは言われていたイーロン・マスクもまたトランプの傍に付き従っていて、米国内でソロスが潤沢な資金を出し続けている民主党や左翼の過激派殲滅に向けて、新しい動きをして行くだろう。
ビル・ゲイツは既に怖くなって及び腰となり、トランプの側に引き込まれつつある。
英・欧はそんなトランプ米国に見捨てられ、米国内でのインチキが出来なくなってる。
メディア操作が効いているのは、いまでは島国の日本くらいだろう。
英国は王族の歴史と金貸しユダヤ資本の歴史で、西側諸国に対して力をまだまだ持ってはいるが、終らないウクライナ戦争の戦費出費で経済は一緒にガタガタになってしまっている以上、お先は見えてしまってる。
先日もトランプの訪英を前にしてロシアの無人機がポーランドに飛来したが、英国やNATOは第三次世界大戦かとビビっただろう。
ハリウッドの映画シナリオのようなハッピーエンドは無いのさ。
頼みにしていたイスラエルは狂ったような攻撃を中東で続けて居るが、これも英・西側諸国の諜報がモサドに侵入する隙を無くす為の、激しい暴挙ではある。
英・欧が世界から孤立して行ってる。
自在に操って来た米国やイスラエルすら、すでに言うことを聞かなくなっている。
世界中が、日本を除いて英・欧の植民地政策から脱却しているがな。
長く続いた英・欧の世界植民地時代が、完全に終わる日が見えて来ているのさ。
猿芝居・猿マネばかりの政治が跋扈している日本は、ナニも変わらないし、変われない。
その次の時代まで、見えてなければ愉快に生きてはゆけないよ。