
夏が異常気象で短く暑かった年の冬は、極寒・大雪が降る、これは昔から繰り返してる日本の気象景色。
夏が暑かったからと、冬に地球温暖化の会議でも開こうと準備してると、大雪の大寒波に見舞われて中止になる。
銀座の店横のフェンスに寄せて停めてあったバイクが転倒していた、こんなことは30年近くで初めてだ。
10年以上もおろしたことのなかったシャッターを下ろしておいて正解だったろうし、20年くらい前に排水溝が詰まって店の前の道路が溢れたことを思いだし、水嚢袋を並べて置いたのも正解だった。
呑気に構えている連中や、またまたメディアが大騒ぎしてるとナニもしなかった連中は、今回の台風への対応だけ見てても単なるアンチだと思ってる。
今後もアテにはならない後悔だけで生きてる連中ということだ。
山や海での恐怖をたくさん味わってると、今回は桁が違うと3日前には解ってる。
命あって何事もなくて良かったということだ。
北のエリアは酷い状況だが、対岸の火事ではない。
今回の台風の進路をずっと追っていたが、関東も西の山間部に進路がずれていったことから、下流の洪水はすぐに予想できたし、大潮の満潮時間にダム放流という間抜けな行動を聴き、だから荒川の河口近くの傍にも山用の車を1台いつも停めてあるが、それはすぐに近所のイオンの4階駐車場に移動させた。
避難指示が喧しかったが、今回は相当な雨が長い時間に降るということも解っていた。
幸いに荒川の河口近くは水位は相当に上昇してたが、溢れるまではいかなかった。
都会の下町に溢れ出るようなことがあれば、被害は甚大なものになったろう。
それでも有り得る話だった。
昔は土手の土地を固めるために祭りをやったり、花火大会をやったりして、大勢の人々を集めては土手を踏み固めることをやってたが、この頃は河川敷で野球やゴルフをやってるから、溢れやすい川底を作ってるようなもんだ。
北の地方では相当に酷くなるだろうとは想定できたが、やはり酷い状況になってる。
毎週のように出掛けている山梨・長野、どこも詳しく地形が解るようになってるから、あそこがこんな状況ならば、きっとあそこも大変なことになってるんだろうな・・・その通りに被害が明るみになってきてる。
人間の無力さ、地球や宇宙の桁違いの凄さ、これが今後も続くだろうことだけは解る。
もう人類が地球に誕生してからの経験則では測れない異常な状態になってきてる。
これは何十年も山や海で遊び惚けてるものならば皆が感じていることだ。
大騒ぎしすぎるメディアの騒動も多いが、今回のは本当におっかなかった。
自己責任の時代、俺は自分で判断して動くようにしてる。
登山用のザックに大事なものは仕舞い、いつでも動けるようにしておった。
後悔する生き方はしない、それだけだな。
人間の弱さ、小ささをキチンと理解し、自惚れない、地球に余計なことはしない、そういうことだ。
八ッ場ダムを作ったおかげで下流の洪水が助かったという阿呆な報道は、止めたが良い。
草津白根山と浅間山に挟まれた谷に、あんだけの水量を堰き止めていては、地盤は耐えれないだろう。
これから大きな災害が起きるだろうと、俺なんかは思ってるよ。
すでに現地で観測してた専門の真面目な学者たちは逃げ出しているがな。
政治と行政の間抜けな机上の自己満足、日本は大変なことになって行くだろうね。
これは長年にわたってこの国の山や海を歩いて泳いでる者の実感だよ。
パソコンの前でゼニカネの勘定ばかりしておっては、水に流されてすべてパ~、そういう島国に我々は棲んでいる。